1998.05 System update notes
-- 1998年05月のシステム・アップデート・ノート
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このページの記事一覧
1998.05.31 Linux環境の復元(1)
1998.05.30 Linuxマシンのハードディスクへたる
1998.05.28 IE 4.0 sp1 & MIFES for Windows 3.04アップデート
1998.05.24 DVD-RAMドライブ ベンチマーク
1998.05.22 DVD-RAMドライブ購入 & draken ハードディスク交換
1998.05.18 DR DOS 7.02/3.2G HDD/EZ-SCSI Pro V4.5J 購入
1998.05.12 Caldera OpenLinux Base 1.2 & 4インチLCDモニタ購入
1998.05.06 Norton AntiVirus ウイルス定義ファイル更新
1998.05.02 XoftWare Xサーバーをインストール
1998.05.01 NetNews記事のアーカイブ & gcc-2.7.2.3の入れ替え

1998.05.31 Linux環境の復元(1)

 Linuxマシン(arnhem)のハードディスクがへたってきたため、新しいハードディスクを調達して再インストールしました( 関連記事)。
 このLinuxマシン、元々のCPUは486DX 33MHzだったのですが、Am5x86-133に交換しています。これが原因でフロッピィディスクがちゃんと動作しないときがあって、前回Linuxをインストールしたときはブート用のフロッピィディスクが読めなくてえらい苦労しました。
 今回もやはり同じようにハマるかと思ったのですが、意外とすんなりいきました。
 どうも、他のマシンで書き込み作成したプロッピィディスクを使ったらあっさり読めてしまいました。前回は他のマシンで作成したフロッピィディスクもエラーが出て読めなかったような記憶があるのですが、機嫌がよかったせいか(?)フロッピィディスクはあっさり読めてブートできました。うまくいったのだから、深くは気にしまい。

 あとのLinuxのインストールは順調でした。従来、このマシンではSlackware 3.3.0(カーネルはLinux 2.0.30)を使っていたのですが、これを機会に新しい Slackware 3.4.0 をインストールしました。
 ついでに、SCSIホストアダプタを CenturyCA-1510からAHA-1520Bに変更しました。CA-1510AHA-1510ソフトウェア互換というISA SCSIホストアダプタなんですが、外付用のコネクタがアンフェノールハーフピッチ(NECのPC-98でよく使われていた)なのがいただけません。それだけならまだしも、内蔵のフラットケーブルを接続するコネクタが逆ざしになっていました。フラットケーブルのコネクタには逆ざしを防止するための突起みたいなものがありますが、普通に接続したらコネクタが逆になるから使えません。しようがないから雄コネクタ側の突起をヤスリで削って使っていました。コネクタの逆ざしについては工場組立て時のミスとは思いますが、あまりいい思い出はないのでこの際交換することにしました。

 しかし、問題は以前の環境が復元できるかどうかです。なんせ、ハードディスクがへたって不良セクタがボロボロ出ていますから、どこまでファイルが拾えるかわかりません。
 重要なのはニュースサーバー関連のファイルなんですが、やっぱりhistoryファイルが壊れていました。historyファイルは記事のデータベースファイルとも言える重要なファイルで、これがぶっ壊れるとニュースサーバーは正常に動作しなくなります。ニュース記事の本体は別のハードディスクに格納されていたのですべて無事だったのでmakehistoryコマンドを使ってhistoryファイルを再構築することにしました。
 historyファイルを作るのはかなり時間がかかるようで、今その作業中です。
 このマシンで動いているニュースサーバーは実験用なんで無理して復活させることもないのですが、せっかくためこんだ記事があるのでなんとか使えるようにしたいと思っています。

 それ以外の環境の復元は、まだあまり手を付けていないのですがなんとかなりそうです。/etcの下が無傷で残っていたのが幸いでした。

 さて、今晩中に復元作業は終わるだろうか。

 ふと、気になってこのへたったハードディスクはいつ買ったのか調べてみました。
 購入したのは1996年5月で、ほぼ2年しかもたなかったことになります。ちょっとへたるのが早すぎるような気がします。
 このハードディスクはとあるショップに特価品で出ていたところを僕はIDEハードディスクのつもりで買ったのですが、うちに帰って中を見るとSCSIハードディスクに化けてました。ハードディスクが化けるわけはないので僕が間違えてしまったのだと思いますが(型番からIDEと思ったんだけどなぁ)、しかたないからそのまま使っていたのでした。
 このように買う段階からしてハズレだったといういわく品だったのでへたったときも、しまったというよりやっぱりという気がしたのでした。
 しかし、2〜3年前のハードディスクやメモリを値段を見ると泣けてきます。へたった840Mバイトのハードディスクも2万円で買っていますし、さらにその前には1GバイトのSCSIハードディスクを3万5千円で買っていたりします。
 ま、そんなこと言い出したら初めて買ったハードディスクは20Mバイトで30万円くらいしましたし、更に初めて買った5インチフロッピィディスクドライブも30万円くらいしたような…。

【参考資料】

Century ホームページ

http://www.century.co.jp/



1998.05.30 Linuxマシンのハードディスクへたる

 インターネット接続用のバックアップ環境として使っている Linuxマシン(arnhem)のハードディスクがへたってきました。ログを見るとI/Oエラーがぽろぽろ出ていて、かろうじて Linux は起動しますが、もうダメみたいです。
 しょうがないから、夕方から秋葉原に出かけて新しいハードディスクを調達してきました。新しいハードディスクはLinuxのシステムを格納するだけでいいから容量は数百Mバイトもあれば十分なんですが、容量の小さなハードディスクを買うのはコストパフォーマンスが悪いので4.3GバイトのSCSIハードディスク(IBM DCAS-34330U)を買ってきました。かといって、この4.3Gバイトのハードディスクを Linuxマシンに接続しても無駄です。
 新しい4.3Gバイトのハードディスクはファイルサーバーとして使っている Windows NT Server マシン(marree)に接続して、ファイルサーバーで使っていた1Gバイトのハードディスクを Linuxマシンにまわそうと思います。
 この作業はバックアップしたりOSをインストールし直したりで大変そうなんで、作業は明日にしようと思います。

 いつものことですが、秋葉原に行ったついでに色々と買い物もしてきました。
 まず、ハードディスクがへたった Linuxマシンの SCSIカードを交換しようと、Adaptecの AHA-1520B のバルク品を買ってきました。
 あとは Justy の MOメディアクリーナー OMC-351と、Quatrdeck の ZIP圧縮/解凍ツール『ZIP・IT』(販売:ウイニングラン・ソフトウェア)を買ってきました。
 MOメディアクリーナーは手動回転式でメディアをいためる不安もちょいとあるのですが、昔のMOメディアは見るからにホコリまみれになっているものもあり、役に立つこともあるだろうと思って買ってみました。お値段は税込1,000円(標準価格2,800円)でしたから、安くないけど手ごろなところかな。
 ZIP・IT はその名のとおり ZIPファイルを扱うユーティリティです。市販なんぞ買わなくてもフリーソフトやシェアウェアのもので済ませるのが普通なんでしょうが、シェアウェアはレジストが面倒で店頭でZIP・ITが安く出ていたので買ってみたというわけです。
 これまで ZIP は SYMANTEC の Internet Fsat Find というツールの EasyZIP を使って圧縮・解凍を行っていたのですが、ネットワークドライブに ZIPファイルを作成すると圧縮がえらい遅いのが難点でした(おそらく、圧縮した一時ファイルをローカルハードディスクに保存し、圧縮後にネットワークドライブに複写するのに時間がかかっている)。ZIP・ITはちょっと試してみたところでは、速度に不満はありませんでした。

【参考資料】

Justy ホームページ

http://www.justy.co.jp/

Quaterdeck

http://www.quarterdeck.co.jp/

ウイニングラン・ソフトウェア

http://www.winningrun.co.jp/



1998.05.28 IE 4.0 sp1 & MIFES for Windows 3.04アップデート

 Microsoftの『Internet Explorer 4.01 with Service Pack 1 for Windows 95 and Windows NT 4.0』(なげ〜。以下、IE とか IE 4.0 sp1とか表記)がちょい前に出たようなんで、ダウンロードしてインストールしました。
 Microsoft がいうところの Service Pack というのはバグフィクスのようなものだと思うのですが、西暦2000年問題とかセキュリティ問題に対応しているそうです。
 IEは(比較的)最近でたソフトですよね。このIEに西暦2000問題があるって〜のが…。ということは、同時期に出たソフトも同じように西暦2000問題はあるんでしょうか。

 とにかく、数時間かけて(完全版)約 28Mバイトをダウンロードして、インストールしました。最近はTCO、トータルコストってのが重要みたいなことがよく言われていますが、Microsoftは本当にわかってんでしょうか…。ちょいとバグを修正するだけで、毎回毎回こんなことやる必要があるのかな。

 従来の IE 4.0 にはWindows 95終了時にネットワークドライブが接続された状態にあるとハングアップするという有名な問題があったのですが、IE 4.0 sp1 にしたらこの問題は(うちでは)出なくなりました。僕の場合、これが直ることだけ期待していたので、まぁ目的は達成されました。

 あと、MEGASOFTのテキストエディタ『MIFES for Windows Ver.3.0』の Ver.3.04 へのアップデード差分ファイルが出たようです。  とりあえず、これもダウンロードしておきました。

【参考資料】

○Internet Explorer ホームページ

http://www.microsoft.com/ie_intl/ja/

○MIFES for Windows アップデート

http://www.megasoft.co.jp/update/miw/index.html



1998.05.24 DVD-RAMドライブ ベンチマーク

 PanasonicのDVD-RAMドライブ LF-D100J の簡単なベンチマークテストをやってみました。

 ベンチマークプログラムは橘家鶴蔵氏の asbench を使いました。
 DVD-RAMドライブ LF-D100 のほかに、手持ちのPDドライブ LF-1001と、230 MOドライブ オリンパス DELTIS MO321のベンチマークテストも行いました。また、以前同じベンチマークを行った230 MOドライブ MK230E(メーカー失念)の結果も掲載しています。
 本当は640 MOドライブのベンチマーク結果があるとよかったのですが、うちにはなかったのでした。
 ベンチマークは3回実行して、その平均を結果としています。
 結果は、こちらを見てください。

  SIZE DVD-RAM
LF-D100
PD
LF-1001
230 MO
MOS321
230 MO
MK230E
Sequential Read 512Bytes --- 181.4 76.6 93.6
1024Bytes --- 55.6 105.0 169.2
2048Bytes 805.1 103.6 144.1 275.9
4096Bytes 1314.1 182.2 138.4 397.9
8192Bytes 1349.9 286.7 239.5 506.1
16834Bytes 1352.5 294.4 488.5 576.0
32768Bytes 1361.1 422.4 667.7 627.2
65536Bytes 1369.6 460.8 823.5 665.6
Random Read 512Bytes --- 3.9 10.0 9.6
1024Bytes --- 7.7 21.3 18.9
2048Bytes 11.1 14.8 39.6 35.3
4096Bytes 22.1 27.2 83.2 68.5
8192Bytes 39.5 51.2 157.3 122.1
16834Bytes 70.4 100.3 181.3 211.2
32768Bytes 121.6 181.3 448.0 326.4
65536Bytes 187.7 277.3 725.3 448.0
Sequential Write 512Bytes --- 152.3 5.1 9.6
1024Bytes --- 265.3 12.2 19.6
2048Bytes 613.5 412.3 25.3 38.1
4096Bytes 666.9 438.1 50.1 68.3
8192Bytes 681.6 331.2 90.1 103.5
16834Bytes 714.7 489.6 100.3 154.7
32768Bytes 765.9 524.8 114.1 211.2
65536Bytes 768.0 524.8 200.5 243.2
Random Write 512Bytes --- 4.1 5.1 5.5
1024Bytes --- 6.9 12.2 11.1
2048Bytes 10.4 14.3 20.8 21.9
4096Bytes 17.9 27.5 41.9 41.9
8192Bytes 27.2 57.6 88.5 71.5
16834Bytes 51.2 93.9 115.2 118.4
32768Bytes 100.3 145.1 194.1 185.6
65536Bytes 136.5 230.4 260.3 247.5
 単位はKバイト/秒

 DVD-RAM LF-D100の512/1024バイトブロックの結果がないのは、DVD-RAMはセクタサイズが2048バイトだからです。

 ベンチマークの結果を見ると、DVD-RAMは連続したデータの読み書きはけっこう速いことがわかります。しかし、ランダムのデータの読み書きは苦手のようです。おそらく、一般的なファイルの読み書きはDVD-RAMドライブよりも最近のMOドライブのほうが速く感じるかもしれません。
 LF-D100 のデータ転送速度はカタログ上は 1385KB/秒となっていますが、ベンチマークテストのシーケンシャルリードの結果は1300Kバイト/秒以上出ていますからカタログスペックどおりの性能は出ています。シーケンシャルラストのテスト結果は約768KB/秒と、リード時の約半分なのはベリファイが効いているのだと思われます。

 LF-D100には、DVD-RAM用のフォーマットユーティリティがついてきますが、論理フォーマットはFAT16UDF(ユニバーサル・ディスク・フォーマット)を選択できます。
 UDFFAT16のパフォーマンスの違いは具体的にテストしたわけではないので、なんとも言えないのですが、ファイルをたんさく扱うのならFAT16が有利で、大きなファイルの読み書きにはUDFが有利とされています。
 しかし、FAT16はクラスタサイズが大きいので、小さいなファイルをたくさん格納すると容量の無駄が大きくなります( 関連記事)。また、DVD-RAMは片面約2.3Gバイトの容量がありますが、FAT16では2Gバイトまでしか使うことができません。
 UDFは速度的にはたくさんのファイルを扱うのは向いていないようですが、巨大なファイルを連続して読み書きする速度はFAT16よりも速いとされています。

 ベンチマークの結果を見る限りDVD-RAMドライブは大きなデータを連続して読み書きするほうが向いているようですので、その特性を生かすのならFAT16よりもUDFを使ったほうがいいように思えます。
 具体的には、マルチメディア系のサイスの大きな動画/音声データを保存/再生するのが向いているようです。バックアップ用として使う場合でもファイルをひとつひとつ保存するのではなく、アーカイバを使ってまとめてからバックアップするのがよさそうです。

 ついでに書いておきますが自作のSCSIツール( SCDRV)によるDVD-RAM LF-D100 の情報は以下のようになっていました。

     MATSHITA PD-2 LF-D100   A105
      Capacity           1,218,959
      Block size            2,048
     DRP:Buffer full ratio       4/256
     DRP:Buffer empty ratio      64/256
     DRP:Bus inactive limit     Limitless
     DRP:Disconnect limit time   Limitless
     DRP:Connect time limit     Limitless
     DRP:Maximum burst size      32,768 bytes
     DRP:Data trans. disconnect       0
     CSH:Write cache          Enable
     CSH:Read cache          Enable
     CSH:Read data priority        0
     CSH:Write data priority        0
     CSH:Disable prefetch trans       0
     CSH:Minimum prefetch          0
     CSH:Maximum prefetch          0
     CHS:Max. prefetch ceiling       0

***

 DVD-RAM用のドライバをインストールしたら、MOの書き込みの調子がまた悪くなってしまいました。
 実はオリンパス製の MOドライブの中には Windows 95 と相性が悪いものがあります。

 オリンパス製の MOドライブで比較的容量の大きなキャッシュメモリを搭載しているモデルは、キャッシュに溜まったデータをMOに書き込むのに時間がかかり( SCSIリクエストの完了に時間がかかる)、これを Windows 95 が待ちきれずに SCSIリセットを発行してしまい書き込みが中断されてしまいます。結果、MOドライブがハングアップしたような状況になります。
 小さなファイルをMOに書き込んでいるときにはこの症状は出にくいのですが、連続して大量にファイルを書き込んだり、サイズの大きなファイルを書き込むと、問題の症状が発生しやすくなります。また、品質の悪いメディアを使ったりドライブのヘッドが汚れていたりすると、同様に症状が出やすいようです。

 このように原因ははっきりしているのですが、オリンパスがそのことを公開している様子がないので一部ではオリンパス製 MOドライブには欠陥がある、ようなことも言われているようです。
 僕の所有している MOドライブももろにこの症状が出るのですが、このMOドライブは Windiws 95 が発売されるより前も購入していますので、この点ではオリンパスを責めることはできません。どっちかというと、(ハードデイスクと比較した場合)書き込み速度の遅いMOドライブのことを考慮していない Windows 95 のほうが悪いと思っています。
 ただ、オリンパスもその後発売した MOドライブでも、同じような症状が起こるモデルがあるようだし、オリンパスは従来の MOドライブを使っているユーザーに対して何の告知も対策もしていないので、誉められたもんじゃありません(最近のオリンパス製の MOドライブは使ったことないので、どうなっているか知りませんけど)。

 僕はこの問題を解決するのにとある SCSIカードに添付されていたドライバを組み込んで使っていました。これを組み込むことでオリンパス製 MOドライブを使ったときの問題は完全に解決でたきのですが、DVD-RAM用ドライバを組み込むとこれがキャンセルされてしまったのか、また問題の症状が出るようになってしまいました(メディアやヘッドの汚れという可能性もあるけど)。

 ドライバのソースがあれば、SCSIのタイムアウトをちょいと長めにするだけで解決できるのに。

【参考資料】

○Panasonic DVD-RAM & PD

http://www.panasonic.co.jp/dvdram/

○Acrobat Reader 3.0J ダウンロード
ベンチマーク結果をPDFからhtmlに変更したので、Acrobat Readerは不要になりました。

http://www.adobe.co.jp/international/jpacrodown.html



1998.05.22 DVD-RAMドライブ購入 & draken ハードディスク交換

 Panasonic の DVD-RAMドライブ LF-D100J を購入しました。
 たぶん1998年上半期最大の買い物です。値段は特別高いってわけではないのですけど、新しいハードウェアとしての鮮度はピカイチです。昨年下半期の周辺機器No.1は100Base-TX対応スイッチングHUBかな。
 ともかく、DVD-RAMドライブがきたというはけっこうウキウキなんですけど、今日は別のことで時間をとられて使う暇がありませんでした。

 今日はメインで使っているWindows NT マシン(draken)のハードディスクを交換しました。
 このマシンでは2.0Gバイトのハードディスクを使っていたのですが、ち〜と空き容量が心もとなくなってきたので、先日買った3.2Gバイトのハードディスクと交換することにしました。
 うちの大半のパソコンは、IDEハードディスクはリムーバブルケースに入っているので物理的な交換はあっと間に終わるのですが(数十秒あれば十分)、中身の移行に手間取ってしまいました。
 CD-R作成用として使っているマシン(wiluna)にはリムーバブルフレームが2つ装着されているので、このマシンにはマスターとスレーブの2台のIDEハードディスクを簡単に取り付けられます。こいつに 2.0Gバイトの旧ハードディスクと、3.2Gバイトの新ハードディスクをセットして作業しました。
 データの移行は Drive Image(開発: PowerQuest、販売: ネットジャパン)を使いました。元々は英語版を購入して、先先月に無償で日本語版が届いたのですが、今日初めてパッケージを空けました( 関連記事)。そしたら案の定ユーザー登録葉書が出てきました。またまたユーザー登録していなかったことに気が付いたのでした(今月、これで3つめ)。
 それはともかく、Drvie Imageを使えばハードディスクのコピーは簡単でした。多少時間はかかりましたが(1時間くらいかかったかな)、コピー中はほっとけばいいので楽なものです。

 問題はこの後でした。
 新しいハードディスクは何事もなく使えOSもちゃんと起動したのですが、ハードディスクの容量が増えた分のパーティションの切り方をどうするかで悩んでしまいました。

 このハードディスク、元々は1番目がNTFSパーティション、2番目がFAT16パーティションとなっていました。最初はNTFSパーティションを容量が増えた分だけ大きくするという一番簡単な方法を選択しました。PartitionMagicを使って、パーティションサイズを変更したのですが、どうも2Gバイトよりも後ろにあるFAT16パーティションからはMS-DOSが起動しないようです。DOSが起動しないというのは、うちでは困る。
 ならば、FAT16パーティションを先頭に持ってくればいいのですが、そうするとNTFSパーティションのドライブレターが変ってしまうので面倒です。FAT16パーティションが後ろにあると、Windows NTを起動したときはNTFSパーティションがCドライブ、FAT16パーティションがDドライブになります。しかし、FAT16パーテイションが先頭にくると、これがCドライブになってしまいます。
 しかたないから、次にWindows NTのボリュームセットを作ろうと考えました。ボリュームセットはWindows NTの機能で、複数のドライブを連結して1つのドライブとして使う機能です(ひとつ前に書いた、ストライプとはちと違うのね)。しかし、システムが格納されているドライブには、新しいボリューム(ドライブ)は連結できないということが判明して使えませんでした。

 最後は結局、3番目のNTFSパーティションを作ることで解決しました。しかし、一番目のNTFSパーティションのサイズを調整するのにデータやアプリを移動したり、何度もPartitionMagicを使ってサイズを変更したりで、えらい時間がかかりました。

 それでも、なんとか新しいハードディスクに環境を移し終え、無事稼動するようになりました。

【参考資料】

Panasonic

http://www.panasonic.co.jp/

 Panasonic DVD-RAM & PD

http://www.panasonic.co.jp/dvdram/

PowerQuest

http://www.powerquest.com/

ネットジャパン

http://www.netjapan.co.jp/



1998.05.18 DR DOS 7.02/3.2G HDD/EZ-SCSI Pro V4.5J 購入

 今日は秋葉原に寄ってきたのですけど、ついつい色々と買ってしまいました。

 まずは先週、在庫切れで買えなかったCalderaDR DOS 7.02 を入手できました( 関連記事)。
 いまさらDOSで何かするってわけでもないのですが、MS-DOSコンパチですから、うちのスタンダードDOS環境にしようと思っています。
 うちでは新しいマシンには、まずDOSをインストールしてネットワークに接続できる環境を作ります。このDOS環境があればバックアップも簡単にできるし、最低限必要なコマンド/ドライバ/アプリケーションも、ネットワーク経由でさくっと一発インストールできます。このDOS環境はメインで使うわけではなく、これをベースにして本来の目的となるOS(WindowsとかLinuxね)をインストールします。何かトラブルがあっても、DOSが起動しないってことは滅多にないですから、エマージェンシ用のリカバリ環境としても役立ちます。
 DR DOSはネットワーク機能(NetWare系みたいですけど)も標準でもってますから、そういう用途には最適かもしれません。日本語はサポートしていませんが、バックアップやエマージェンシ用の環境に日本語は必要ありません。
 まだ、実際にインストールしてないから細かいことはわからないのですけど、標準でPersonal NetWare サーバーの機能も装備しているようです。

 ハードディスクはQuantumの3.2GバイトIDEハードディスク(FB-TM3200AT)が安く出ていたので、思わず2台買ってしまいました。これで先週買ったOpenLinuxもインストールできます( 関連記事)。

 AdaptecEZ-SCSI Pro V4.5J は、特価品で安く出ていたので、これも思わず買ってしまいました。
 これも特別使ってみたい機能があるってわけでもないのですが、定番ツールですからおさえておいてもいいかなと思った次第です。
 Windows 95 で RAID 0 相当のストライパが使えるのはち〜と試してみたい気はしています。ストライパというのは複数のドライブをひとつの仮想的なドライブ(ストライプドライブ)に見立てて使う機能です。ストライプドライブへのアクセスは複数のドライブへ同時に平行して行われるので、1台のドライブを使うよりも高速にアクセスできます。ちなみに、Windows NT は標準でストライプ機能を持っています。EZ-SCSIのストライパは、このストライプドライブを Windows 95 上で実現するものです。
 EZ-SCSIのストライプ機能がちゃんと機能するのなら動画のビデオキャプチャとか、リアルタイムのハードディスクレコーディングには最適かもしれません。
 しかし、うかつにそういうもの使ってしまうと他のOSからはファイルが読めなくなる可能性はあります。

【参考資料】

Caldera

http://www.caldera.com/

Quantum (japan)

http://www.quantum.co.jp/

Quantum (us)

http://www.quantum.com/

Adaptec (japan)

http://www.adaptec.co.jp/

Adaptec (us)

http://www.adaptec.com/



1998.05.12 Caldera OpenLinux Base 1.2 & 4インチLCDモニタ購入

 Caldera から発売されている OpenLinux Base 1.2 を購入してみました。
 僕は OpenLinux の前バージョンとも言える、Caldera Network Desktop 1.0 もちと使っていたこともあって、 Caldera のLinuxはけっこう気に入っています。
 まだインストールしていないので詳細は後日ということで。

 本当は Caldera の DR-DOS 7.0 も欲しかったのですが、こっちは在庫がなくて買えませんでした。

 ついでに余計な買い物をしてしまいました。

 写真では単なるディスプレイモニタに見えるかもしれませんが、4インチ液晶ディスプレイモニタです。右にある黒いには3.5インチフロッピィディスクで、ついでに17インチディスプレイモニタの上にのっけています。
 これは、パソコン用のアクセサリとしてよくあるディスプレイモニタ型の『フロッピィディスク入れ』に、4インチの液晶ディスプレイを取り付けたものです。入力はビデオ入力のみですが、ちゃんと映ります。

 これを何に使うのかと言われたら、何も考えていないのですが、おもしろそうなんで買ってみただけです。

 パソコンのディスプレイモニタに上に置いて、TVにでもしようかなと思っているのですが、チューナーも調達しないといけないし。

【参考資料】

Caldera

http://www.caldera.com/



1998.05.06 Norton AntiVirus ウイルス定義ファイル更新

 うちでウイルス検索プログラムとして使っている SYMANTEC の『Norton AntiVirus 2.0』のウイルス定義ファイルを更新しました、

 SYMANTECの製品は Live Update という機能でインターネットを使った自動アップデートが行えるのですが、何故か途中でエラーが出て更新できません。
 Live Update の設定を確認していたら、Live Update 自身がアップデートされているようなので、これをまずアップデートしました(アップデートしたらメッセージがすべて英語になっちゃいました。ま、気にしないけど)。しかし、肝心の Norton AntiVirus のアップデートはあいかわらずできません。
 しゃ〜ないから、SYMANTECの ftpサイトに行ってアップデート用のファイルをダウンロードして、手動でアップデートしました。
 どうも、自動アップデート用のプログラムが Windows NT 3.51 Server で動作しないようで、別の Windows NT 4.0 Workstation マシンで“/DUMP”オプションを付けてファイルを展開して、ファイルを手動で複写して置き換えました。
 一応はこれで動いているようです、

 最新の Norton AntiVirus 4.0 は Windows 95用、Windows NT Workstation用、Windows NT Server用とそれぞれ製品が別れています。Windows NT Server用は高いのでとても手が出ません。
 その点、Notron AntiVirus 2.0 ならWindows NT Serverでも動作して、標準価格 12,800円とリーズナブルです(僕は昨年1997年の2月に乗り換えキャンペーン価格 5,000円で買いました)。ウイルス定義ファイルもちゃんとアップデートされているので、これで十分です。

 Norton AntiVirus 2.0 の対応OSを確認するのをパッケージを見たら、ユーザー登録カードか入ったままでした。ユーザー登録してなかったのね。

【参考資料】

SYMANTEC

http://www.symantec.com/

 SYMANTEC (japan)

http://www.symantec.co.jp/

 Download updates

http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/download.html



1998.05.02 XoftWare Xサーバーをインストール

 TurboLinux をインストールして X Window を使えるようになったので、ついでに Windowsマシンに X サーバーをインストールしました( 関連記事 1関連記事 2)。

 X サーバーはホストコンピュータからネットワークを介して X プログラムX クライアントとも呼ぶ)を実行するためのインターフェースとなります。
 X Window はネットワークを介してプログラムを実行できますが、この画面やキーボード/マウス等のユーザーが直接見たり操作するコンピュータ上で X サーバーを動かしておく必要があります。

 サーバーというとファイルサーバーとかプリントサーバーみたいに、ユーザーのためにもくもくと仕事をしているコンピュータのようなイメージがありますが、X Window においてはユーザーが直接操作するコンピュータが X サーバーとなります。しかし、X クライアントのほうが、X サーバーから提供されている画面/キーボード/マウス等のサービスを使っているわけですから、クライアントとサーバーの関係からいえばそうなります。クライアントとサーバーの関係はユーザーが操作するかどうなんてこととは関係なく、サービスを要求する側がクライアント、サービスを提供する側がサーバーとなります。
 ま、X サーバーX クライアントが同じコンピュータで動いていれば、どっちが X サーバーでも X クライアントでも関係ないですけど。

 X Window は元々は UNIX のためのウィンドウシステムですから、Linux が動いてるマシンは X サーバーにも X クライアントにもなれます。
 今回、インストールしたのは XoftWare はマイクロソフトの MS-Window 上で動作する X サーバーです。XoftWare があれば MS-Windows 上で X プログラムが使えるわけです。

 実際には MS-Windows 上で X プログラムが動いてるわけではなく別のホストコンピュータ(うちの場合はLinuxマシン)で X プログラムが動いていて、その画面/キーボード/マウスのインターフェースとして MS-WIndows を使っている構図となります。でも、見かけ上は MS-Windows 上で X プログラムが動いてるように見えますけどね。
 僕が使っている X サーバーネットマネージ社の『 XoftWare for Windows Version 4.0 』というソフトです。バージョンはちと古いのですが、定価 4万円のところが秋葉原で 1,000円で出ていたのを去年買ってきました。これまで使っていなかったのですけど、やっと役立つ日がきたようです(そういえば、ユーザー登録してなかった)。

 国際電気のwebページにあった『商品に関するよくある質問と回答 』によると、XoftWare は“フトウェア”と発音するんだって。

【参考資料】

○米ネットマネージ

http://www.netmanage.com/

ネットマネージ ジャパン

http://www.netmanage.co.jp/

○国際電気 XoftWare 5.0 製品情報

http://www.kokusaidenki.co.jp/semi/product/xoftware/index-j.html



1998.05.01 NetNews記事のアーカイブ & gcc-2.7.2.3の入れ替え

 毎月恒例のNetNews/NIFTY SERVEの記事/ログをアーカイブする日がやってきました。
 今回は3〜4月分のNetNews記事をアーカイブします。

 先先月の1〜2月分の記事のアーカイブはえらい苦労しましたが、今回はツボがわかっていますからさくさくといきました( 関連記事)。
 もうFAT16だのFAT32だとかで苦労するのはイヤだったので、Linux上でISOイメージを作成してからCD-Rに焼くという手順で作業しました。

 まずニュースサーバーマシンから作業用のマシンに nfs経由で記事を全部コピーして、 mkisofs コマンドで ISOイメージを作成、最後に Windows NT 3.51上で GEAR を使って ISOイメージを CD-R に焼きました。
 最初、mkisofs コマンドがうまいこと動かなかったのですが、適当にオプションを追加したらちゃんと動きました。Linux上だと作成した ISOイメージをマウントとして実際の CD-ROM のように読めるので、CD-R に焼く前にちゃんと確認できます。

***

 僕はしらんかったのですけど、Slackware 3.4 に収録されている gcc はバグがあってコンパイルできないソースがあるのは有名だったようです。
 以前、samba がコンパイルできないのはこのせいでした( 関連記事 1関連記事 2)。

 gcc-2.7.2.3 のバイナリを ftp でダウンロードしてきて入れ替えたら、ちゃんと samba もコンパイルできるようになりました。
 gcc-2.7.2.3 のバイナリがなかなか見つからなかったのですが、archiegcc-2.7.2.3.bin.tar.gz を片っ端から検索していったら、いくつかのサイトに残っていたようです。

【参考資料】

mkisofs FTP site

ftp://tsx-11.mit.edu/pub/linux/packages/mkisofs/

mkisofs FTP site (mirror)

ftp://ftp.sra.co.jp/pub/os/linux/tsx-11/packages/mkisofs/


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