1998.06 System update notes
-- 1998年06月のシステム・アップデート・ノート
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1998.06.16 NEC mobio NX用 FDD購入
1998.06.15 NEC mobio NX 購入
1998.06.10 Microsoft Outlook 98 到着
1998.06.04 Caldera DR-DOS 7.02 インストール
1998.06.01 Linux環境の復元(2) & EZ-SCSI Pro 4.5Jインストール

1998.06.16 NEC mobio NX用 FDD購入

 昨日購入した NEC の mobio NX ですが、ブートデバイスがハードディスクしかないというのは不安なんで mobio NX用のフロッピディスクドライブを購入しました。

 フロッピィディスクドライブはポートバーを使って接続します。ポートバーは標準でついてきますが、これにはマウス、キーボード、シリアル、ディスプレイを接続するためのコネクタも用意されています。
 うちではポートバーにマウス、キーボード、外部ディスプレイモニタを接続して、デスクトップマシンのように使えるようにセッティングしました。mobio NX 本体をポートバーに取り付けるだけで、デスクトップマシンのように使えるので非常に便利です。
 外部ディスプレイには 800×600/6万5000色、1024×768/256色といった表示が行えるので、デスクトップマシンとしてもけっこう使えます。

 個人的にはフロッピィディスクドライブは本体に直接接続できるとよかったのですが、したかないかな。mobio NX は外部とのデータのやり取りは、PCMCIA か IrDA(赤外線ポート)を使うしかありません。外出先でちょっとしたデータのやりとりをするときに、フロッピィディスクが一番手軽で簡単なのです。
 ポートバーはそんなに大きいものではありませんが、携帯する機器はなるべく少ないほうがいいもので。



1998.06.15 NEC mobio NX 購入

 A5サイズのミニノート、NEC mobio NX (型番: PC-MB12CUDC1)を買ってしまいました。
 ネットワークでのホストネームは xavante と命名しました。

 主なスペックは、以下のとおりのです。

CPU MMX Pentium 120MHz
RAM 80Mバイト (EDO)
ハードディスク 1.6Gバイト
IBM DDLA-2160
ビデオ NeoMagic NM2093 (1M)
サウンド ESS Technology ES1869
OS Windows 95 OSR 2.1
重量 約 800g

となっています。
 メモリは内蔵 16Mバイトで最初から 16Mバイトが増設されているのですが、64Mバイトの増設RAMボードを同時に購入して 80Mバイトにしました(最初から付いてきた 16Mバイトはムダになりましたが)。

 プレインストールソフトには一太郎Office 8 等が入っていました。
 ハードディスクを整理するため Windows 95 をインストールし直したかったのですが、フロッピィディスクドライブがオプションで、ブートデバイスがハードディスクしかない状態です。これではハードディスクがいかれたら二度と起動しなくなります。
 この状態で Windows 95 をクリーンインストールするのは恐かったので、とりあえずプレインストールされているアプリケーションを削除することにしました。

 あらかた整理がついたら、あとはPCMCIAのネットワークカードを挿して必要なソフトをインストールしました。

 起動時にハイバネーション用の保存ファイルが小さすぎるというBIOSの警告が出ていたので、収録されていた PHDISK コマンドでハイバネーシン用の保存ファイルを作成し直しました。メモリは80Mバイト積んであるので、80Mバイトの巨大なファイルを作成してしまいます。ディスク容量を考えると 80Mバイトも消費されるのは痛いのですが仕方ありません。

 ここでハイバネーションを試してみたのが失敗だった…。
 一応、サスペンドからの復帰はちゃんとできたのですが、その後MS-DOSプロンプトを起動させると画面が凍り付いてハングアップしました。しかたなくリブートしたらレジストリが壊れれたみたいで、アイコンや文字の表示が変になってしまいました。
 フォントキャッシュが壊れたのと思ってそこらへんはいじってみましたが一向に改善しません。文字やアイコンが化けているのを気にしなければ使えないことはないのですが、やっぱり気持ち悪いし、すっきりしません。
 というわけで、Windows 95 の再インストールを決意したのでした。

 しかし、mobio NX に付いてきた Windows 95 CD-ROMの中には、Windows 95インストール用の SETUP.EXE が収録されていないので、Windows 95だけの再インストールはこのままではできません。再インストール用にはバックアップCD-ROMが付いてきますが、これはハードディスクの中身を購入直後の状態に戻すことしかできません。
 そんなんじゃわざわざ再インストール意味がないので手持ちの Windows 95 OSR 2.0 を使って再インストールしました。
 ブートデバイスがハードディスクしかない状態ですから、Windows 95のセットアップファイル一式をネットワーク経由で複写しておきました。
 また、当たり前ですが Windows 95が起動しなくなると Windows 95 でネットワーク共有ドライブが使えなくなるので、DOS環境(MS-DOSモード)でネットワークが使える準備もしておきました。
 ついでに書いておきますが、mobio NX には DOS用の PCカードドライバが付いてこないので PCカードドライバが必要な PCMCIAカードを使うためにはこれをなんとかして入手する必要があります(NECのサポートに連絡すると個別対応で入手できるようですが)。PCカードコントローラは Cirrus Logicコンパチのものが搭載されているようなんで、僕の場合 Phoenix社の PCカードドライバがあったのでこれを使いました。

 DOS環境から起動する最低限のシステムファイルとコマンド/ドライバ、Windows 95インストール用のセットアップファイルを残して Windows 95関連のファイルはすべて削除しました。この状態から Windows 95 をインストールすれば、クリーンインストールするのと同じ状態となります。

 ハードディスクから起動しなくなったらお終いという状況でのインストールは、綱渡りでひやひやもんでしたが、なんとかうまくいきました。

 しかし、まだ問題があって Windows 95 だけをインストールし直すとプレインストール状態では入っていたユーティリティとドライバはインストールされません。アプリケーションは添付のアプリケーションCD-ROMを使うことで個別にインストールできるのですが、単独でインストールできないものに『BIOSセットアップユーティリティ』、『ディスプレイアダプタドライバ』、『サウンドドライバ』があります。
 このあたりは何故かバックアップCD-ROMを使ってプレインストール状態に戻すことでしかインストールできないようです。
 せっかく Windows 95 だけをインストールしたのにプレインストール状態に戻すのはアホらしいので、なんとかすることにしました。

 BIOSセットアップユーティリティは添付のフロッピィディスクに圧縮されて入っていたので expandコマンドを使って復元して手動でインストールしました。ロングファイルネームの情報が落ちていますが、biossetup + 拡張子にリネームすれば大丈夫です。
 ディスプレイアダプタドライバは NEC の webページに、サウンドドライバは ESS Technology のwebページに登録されていたのでこれをダウンロードしてインストールできました。
 ついでに書いておくと、プリインストール状態の完全に戻すときに使うバックアップCD-ROMに収録されているファイルはpkzipで圧縮されています。中を見るとインストールされているファイルがそのまま入っています。この中から必要なファイルだけを取り出そうと思いましたが、パスワードが設定されていてパスワードを入力しないと展開できません。
 なんでわざわざそんなことしやがんだ思いましたが、再インストール用のプログラムの中を見るとパスワードは簡単にわかってしまいました。

【参考資料】

○NEC mobio NX

http://www.pc98.nec.co.jp/Product/nx/mobio/

 Windows 95 関連モジュール <PC98-NXシリーズ>

http://info98db.nec.co.jp/module/PC98-NX/win95/index.htm

 再セットアップ支援用「PCカードサポートソフトウェア」のご提供について

http://info98db.nec.co.jp/module/PC98-NX/other/pccss/index.htm

○ESS Technology, Inc. Downloadable Drivers

http://www.esstech.com/Technical/drivers/downloadable/drivers/driver.htm



1998.06.10 Microsoft Outlook 98 到着

 6/2に FAX で申し込んだ Microsoft の Outlook 98 が今日(6/10)に到着しました。
 注文してから届くまでの時間は、早いほうといってもいいのかな。

 うわさですが、Microsoft へのバージョンアップの申し込みや注文等は、郵送よりも FAX のほうが圧倒的に早いそうです。
 確かに FAX だと片道分の郵送が不用ですし、Microsoft に注文書が届いた後の処理も FAX のほうが手間がかからないので早そうです。郵便だと封を切って中を確認してという作業が必要ですが、FAXだとOCR等である程度自動処理できます。

 それはともくかく、肝心の Outlook 98 ですが、いらなかったかも…。
 Outlook 98を使うには Internet Expolorer 4.01 (以下、IE 4.01 と表記します)をインストールしておく必要があるみたい。
 Windows 95 マシンにIE 4.01をインストールするのはもはや仕方ないと思っていますが、Windows NT マシンには IE 4.01 はインストールしたくありません。しかし、Outlook 98 をインストールしたいのは Windows NT マシン、といったジレンマにおちいっています。
 Outlook 98 を捨てるか、あきらめて IE 4.01 をインストールするか。悩む

 Outlook 98 を使うのにIE 4.01 が必要なら必要と、もっとはっきりと書いておいてくれればいいのに。最初から IE 4.01 が必要とわかっていれば、IE 4.01 をインストールする覚悟をしてから Outlook 98 を申し込みをしていたと思うし、使わないと決めたら申し込みはしていなかったはずです。

 僕は Microsoft の webページを見てOutlook 98 を申し込んだのですが、その中の『Outlook 98 必要システム』の中には IE 4.01 のことは何も書かれていません。
 しかし、Microsoft の webページをよくよくみると、あっちこっちに、

Outlook 98 は、「Microsoft Internet Explore 4.01」日本語版と統合された環境のもとで、情報管理機能を提供できることです。
みたいなことが書かれていました。
 そうか、これが IE 4.01 が必須という意味だったか。
 気が付かなかった僕がアホでした。

***

 そいえば、ここに書き忘れていたのですけど、2〜3日前にバックアップLinuxマシン(arnhem)のカーネルを 2.0.30 から 2.0.34 にあげました。
 OCNエコノミー用サーバーとして使っている Linuxマシン(intruder)のカーネルも、おりを見て 2.0.34 にあげるつもりです。

【参考資料】

○Microsoft Outlook 98

http://www.microsoft.com/japan/office/Outlook/Outlook98/



1998.06.04 Caldera DR-DOS 7.02 インストール

 先月買った、Caldera DR-DOS 7.02 をインストールしてみました。

 オチも何もつかないない。まるっきり DOS でした。ハイ。

 マルチコンフィグを実現する方法が MS-DOS とは違っていたので、これを DR-DOS用に合わせたくらいで、あとはまるっきり DOS です。DR-DOS では CONFIG.SYSBATファイル のようなスクリプトになっているようで、MS-DOS のメニューセクションを使うよりはずっとシンプルだと思います。マルチコンフィグも条件分岐などを利用すれば簡単に実現できます。
 DR-DOS 7.02 には日本語環境はないので、IBM の PC-DOS から日本語表示用のドライバとフォントを持ってきて組み込みました。これで日本語表示はなんとかなりました。
 コマンドの系統が MS-DOS とはち〜と違うところがありますが、まあ特に問題になるようなことはありません。
 僕が気が付いた範囲では、

DEFRAG → DISKOPT
MSCDEX → NWCDEX
SMARTDRV → NWCACHE
とかいったところでしょうか。

 とりあえず、個人的にオイシイと思うのは、IBMBIO.COMIBMDOS.COMCOMMAND.COM のソースがついていることですかね。これらは、MS-DOS でいえば IO.SYSMSDOS.SYSCOMMAND.COM にあたりますから(でいいのかな)、DOS の核ともいえるプログラムです。

 ネットワーク関係は NetWareクライアント機能しか使っていませんが、これもあっさり動きました。Personal NetWare サーバーとしても機能するようですが、これはまだ試していません。

 Caldera のサイトに DR-DOS でロングファイルネームをサポートするベータ版のモジュールもあるようで、暇があったらこれを試してみようと思います。

【参考資料】

Caldera

http://www.caldera.com/



1998.06.01 Linux環境の復元(2) & EZ-SCSI Pro 4.5Jインストール

 昨日から引き続きLinux環境の復元作業をやっています( 関連記事)。

 昨日のうちに一番面倒なニュースサーバーの復元作業を終わらせていたので、後はすんなりといくかと思ったのですが。
 ニュースサーバーの設定が中途半端になっていました。
 ニュースサーバー自身はちゃんと立ち上がって動いたのですが、記事を送る込むと既存の記事よりも若い番号から、記事番号が始まってしまっています。ようするに、既存の記事が2000〜3000番まであるとしたらのに、新しく送り込んだ記事は1000番から始まってしまう、といったような状況です。
 これは active ファイルの記事番号をリナンバ(renumer)することで解決できるのですが、これが必要なことに気が付いていなかったのでした。
 なんだかんだと色々と落とし穴はあるもんですね。

***

 Linux 環境がほぼ復元できたので、この前特価品で買った AdaptecEZ-SCSI Pro 4.5J をインストールしてみました(リビジョンは現時点では最新の Rev.F です)。

 とりあえずフルインストールですべてのオプションを選択して Windows 95 を再起動したのですが…。
 あっけなく Windows 95 は起動しなくなりました

 このマシン(mildura)はSCSIホストアダプタに Diamond MultimediaFirePort 40 を使っており EZ-SCSI ProAdaptec社のSCSIホストアダプタを使わないと動かないのとおもいつつ、とにかく Safe mode で Windows 95 を起動して EZ-SCSI Pro 4.5J をアンインストールしました。
 でも、Windows 95 は起動しません

 なんかぶっ壊したのかもと不安をつのらせつつ、再び Safe Mode で Windows 95 を起動しました。
 ここで先日購入したDVD-RAMドライブを使うためにDVD-RAM用ドライバをインストールしたのを思い出し、これをアンインストールしてみました。
 それでも Windows 95 は起動しません

 みたび Safe Mode で Windows 95 を起動して、SCSIホストアダプタのドライバを削除してみました。
 今度はちゃんと Windows 95 は起動してプラグ&プレイでSCSIホストアダプタを認識してドライバも組み込まれました。
 Windows 95 もちゃんと起動したことだしこれで一安心と、DVD-RAM用ドライバをもう一度インストールしました。 EZ-SCSI Pro はもうこりたので、ここでインストールするようなことは当然しません。
 ところが、またまた Windows 95 は起動しなくなりました

 また(×4)Safe ModeでWIndiws 95を起動して、DVD-RAM用ドライバをアンインストールしました。
 この状態では Windows 95 は正常に起動します。

 以前は、DVD-RAM用ドライバをインストールしていてもちゃんと動いていたのですから、明らかに EZ-SCSI Pro が何かやってくれたようです。
  EZ-SCSI Pro が使うドライバと、DVD-RAM用ドライバがおたがい干渉して Windiws 95が起動しなくなるのだと思いますが、 EZ-SCSI Pro はアンイスントールしたのに何故に!?
 とにかく、EZ-SCSI Pro がインストールしたファイルを調べてみたのですが、\Windows\System\Iosubsys フォルダにいくつかドライバが残っていることがわかりました。
 これらのドライバを手動で削除した後にもう一度DVD-RAM用ドライバをインストールしてみました。
.  これが大正解で、やっとWindiws 95がまともに起動するようになりましたいちお、フォントは大きくしておこう)。

 しかし、 EZ-SCSI Pro のヤツはまともにアンインストールもできんのかい…。

 とにかく不調の原因ははっきりしたので、こりずにもう一度 EZ-SCSI Pro をインストールすることにしました。
 今度は、DVD-RAM用ドライバと干渉しそうな機能はオプションの選択で除外して、必要な機能だけをインストールしました。正確に調べたわけではありませんが、ストライパ、ディスクアラート、CD-ROMセッションセレクタ、あたりは怪しいので除外しました。また、このマシンにはCD-Rドライブは接続されていないのでCD-R/CD-ROMを使う機能もすべて除外しました。
 これも大正解でWindiws 95は何事もなく再起動し、やっと目的の EZ-SCSI Pro が使えたのでした。また、EZ-SCSI ProAdaptec社のSCSIホストアダプタでなくともは動作するようです。

 ほんで、 EZ-SCSI ProSCSIエクスプローラ というのを使ってみると、ドライブのライトキャッシュを無効にできる機能がついていました。
 この前、オリンパス製のMOドライブの中には Windows 95 と相性が悪いものがあると 書きましたが、ライトキャッシュを無効にしたら解決できるかもと考えたのでした( 関連記事)。
 比較的容量の大きなキャッシュメモリを搭載したオリンパス製のMOドライブは、おそらくキャッシュに溜まったデータをMOに書き込むのに時間がかかりSCSIリクエストの完了が遅いようです。このSCSIリクエストの完了を Windows 95 が待ちきれずにSCSIリセットを発効してしまい書き込みが中断され、MOドライブがハングアップしたような状態になります。
 しかし、MOドライブのライトキャッシュを無効にすれば、この問題は解決できるかもしれません。
 というわけで、EZ-SCSI ProSCSIエクスプローラ で、MOドライブのライトキャッシュを無効に設定して、この状態で巨大なファイルをMOに書き込んでみました。
 結果は大正解で、何事もなく正常に書き込みできました。何度か試してみましたが、大丈夫そうです。
 MOドライブのライトキャッシュを無効にしたことでパフォーマンスは落ちているはずなんですが、ハングアップするよりはマシです。

【参考資料】

Adaptec (japan)

http://www.adaptec.co.jp/

Adaptec (us)

http://www.adaptec.com/

Diamond Multimedia (japan)

http://www.diamondmm.co.jp/

Diamond Multimedia (us)

http://www.diamondmm.com/


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