-- 2006年03月のシステム・アップデート・ノート |
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2006.03.04 Barracuda 7200.8/7200.9 PATA HDDベンチマーク 2006.03.01 先月の書き忘れ(2006.02) |
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先月購入(→関連記事)したSeagateのハードディスクのベンチマーク結果です。今回はパラレルATAモデルだけですが、シリアルATAモデルは後日掲載したいと思います。
今回、テストしたのは次の3台です。
まずは、全領域のリード/ライトした速度です。横軸の容量は300Gバイトに合わせています。
しかし、7200.9はスペックの上では70Mバイト/秒を超えてもいいはずなんですが、60Mバイト/秒あたりで止まっています。 次はDevTestですが、比較のため以前にテストしたWestern Digital WD3200JBとHGST T7K250 HDT722525DLAT80の結果を掲載します。各ハードディスクの主なスペックは下表を見てください。
やはり、7200.9のシーケンシャル性能が60Mバイト/秒前後しか出ていないのが気になります。
7200.9は1プラッタ容量160Gバイトを実現した製品です(ただし、7200.09シリーズでもモテルによって採用しているプラッタ容量は違うみたいですけど)。 【参考資料】 ○Seagate →http://www.seagate.com/
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ハードディスクは先月だけでノート用2.5インチ型 1台と、3.5インチ型8台を購入して、合計すると総容量は2テラバイトを超えています(100GB+200GB×3+250GB+300GB×3)。
ファイルサーバのハードディスク容量が切迫してきたので、増設するか交換するかしようと考えていました。シリアルATAの外付けなら、後々交換するにも増設するのにメンテが楽かと考えたわけです。
それで交換する前に不要なファイルを削除したり使用頻度の低いファイルをバックアップしたり移動したりと整理していたのですが、この作業だけで容量不足が解消されました。
しかし、Maxtor 4R120L0のS.M.A.R.T.情報を見ると稼働時間は約900時間(約38日)しかありません。24時間稼動のサーバで確実に1年以上使っていますが、頻繁にアクセスしないデータの置き場所だったこともあり省電力機能が働いてこの程度の使用時間に収まったようです。
S.M.A.R.T.といえば今はsmartmontools と RRDtool でデータ収集、監視を行っています(→関連記事)。上のグラフでそれで作ったものです。これはこれで役に立っているのですが、今のところ収集したデータをグラフにして表示するだけで警告やエラーを通知するような機能はついていません。
一方で、POH(稼動時間)やStart/Stop Count(電源のオン/オフ回数)は線形分析が役立ちます。
次のグラフはMaxtor 4R120L0のID#9 Power On Hoursの変化です。だいたい2週間ごとに値が1つ下がっているのがわかります。こういう変化のあるパラメータなら予測は簡単です。
1年ほどsmartmontools と RRDtoolを使っていましたが不満や不備も出てきたので、このさい自分でS.M.A.R.T.監視ツールを作ることにしました。
既にdevtestにはS.M.A.R.T.情報の取得・表示機能は組み込んだので(2006.02.22の現時点では公開していませんが)、データベースと組み合わせてサーバで一元管理するのはそう難しくないはずです。 【参考資料】 ○玄人志向 →http://www.kuroutoshikou.com/
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