2006.02 System update notes
-- 2006年02月のシステム・アップデート・ノート
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2006.02.22 Seagate HDD Barracuda 7200.8/7200.9購入
2006.02.21 Visual Studio 2005 インストール
2006.02.18 RAID0 ハードディスク トラブル
2006.02.15 ノートPC Evo N800w HDDトラブル
2006.02.07 ローレベルフォーマットとゼロフィルについて
2006.02.02 Pioneer DVR-110購入 DVD-RAMベンチマーク


2006.02.22 Seagate HDD Barracuda 7200.8/7200.9購入
 ここのところハードディスクが次々と調子悪くなっていますが(関連記事(1)関連記事(2)関連記事(3)関連記事(4))、交換・補充用ハードディスクを調達してきました。

 今回はSeagateで固めて、
Barracuda 7200.8 ST3300831AS (S-ATA/7200rpm/8MB cache/300GB) 2台
Barracuda 7200.8 ST3200826A (P-ATA/7200rpm/8MB cache/200GB) 1台
Barracuda 7200.9 ST3300622A(P-ATA/7200rpm/16MB cache/300GB)2台
の計5台を仕入れてきました。
 動作テストを兼ねていつものベンチマークテストはやっておきましたが、集計がまだなので結果は後日掲載します。

 とりあえず調子の悪いMaxtor 6Y200P0 2台の代わりに、200GB ST3200827A(これは先日購入しておいたもの関連記事と300GBのST3300622Aを取り付けました。最初は300GB 2台で RAID0にしようかと思ったのですが、パーティションを切るのなら個別でもかまわないということで200GB+300GBという構成にしました。

 それで、調子の悪かったMaxtor 6Y200P0ですがRAIDをばらしたのでS.M.A.R.T.情報を確認してみました。一方のハードディスクでID#197 Current Pending Sector Count のRAW VALUEが41となっているので、読めない不良セクタが発生していたようです。DevTestのsurfscanを実行してもリードエラーが出ます。
 この程度の不良セクタなら、これ以上増えなければたいして気にすることもないのですが、とりあえず不良セクタをつぶしてしばらく様子を見ることにします。

 しかし、こんなあからさまな不良セクタが発生しているのに、VIA RAID TOOLは異常を検出しないのは困ったものです。
 今回、RAID0をやめて個別にしたのはこのせいもあります。個別に接続して使えばS.M.A.R.T.情報を取得できるのではないかと考えたのですが、これは不完全でした。VIA RAIDコントローラに接続したハードディスクはRAIDにしても個別にしても最初の1台しかS.M.A.R.T.情報は取れないようです(自作のDevTestを使った場合で、他のツールでは確認していません)


【参考資料】

Seagate

http://www.seagate.com/

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2006.02.21 Visual Studio 2005 インストール
 この前までやっていたプログラム開発関係の仕事のもひと段落ついたし、ついでにいえば先日(関連記事)トラブルに遭遇した交換用のハードディスクもまだこないし、この機会にMicrosoft Visual Stduio 2005をインストールしました。

 うちの開発ツールはいまだにVisual Studio 6.0がメインです。Visual Studio .NET 2003はインストールしてありますが、あまり使っていません。
 新版への移行は問題はないはずだとわかっていても、もしものことを考えて旧版も残しておくのが普通なのですが、Visual Studio .NET 2003についてはほとんど使っていなかったおかげで後腐れなく手を切ってVisual Stduio 2005に移れます。

 Visual Studio 6.0は当面残しておく必要がありそうですが、Visual Stduio 2005に問題がなければ移行するつもりです。ただし、一気ににはできないので、徐々にですが。

 手元のプロジェクトをいくつかVisual Stduio 2005でビルドしてみましたが、今のところ大きな問題はありません。
 Visual Studio .NET 2003のときは何故か(使っていない).NET Frameworkを要求する実行ファイルになってしまいましたが、Visual Stduio 2005ではオプションを色々といじっていたら解決できました。
 言語仕様や64ビット環境への対応等でデフォルトの警告やエラーチェックが厳しくなっていますが、この辺は多少の手直しでなんとかなりそうです。

 しかし、ヘルプやドキュメントにあたるMSDN Libraryは、最小インストールを行ってインストール元ディスクからの実行ができなくなりました。
 これまではCD/DVD内容をいったんファイルサーバにコピーして最小インストールを行い、ファイルサーバ上のドキュメントを参照していました。今回のMSDN Libraryはすべて開発用のPCにインストールしないと参照できないようです。
 フルインストールしたところで数Gバイトなので、今時のハードディスク容量からしたらどうということはないのですが、複数の開発環境を用意したときにまったく同一のドキュメントをいちいち個々のPCにインストールするのは資源の無駄なような気がします。
 イントール先としてファイルサーバ上の共有ドライブを指定する方法もありますが、それもなんかいらない手間かけているような気もしますし。

 しかし、今時のヘルプやドキュメントは、自分のPCのハードディスクを参照しているか、インターネット上のデータを参照しているか区別がつかないので、気にしても意味ないのかもしれませんが。

 あと、ついでのことなんですが、開発用PCにWindows XP Service Pack2をやっとインストールしました。

【参考資料】

Microsoft (World)

http://www.microsoft.com/

Microsoft (Japan)

http://www.microsoft.com/japan/

 Visual Studio

http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/

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2006.02.18 RAID0 ハードディスク トラブル
 今度はRAID0(ストライピング)ハードディスクの調子が悪くなりました。

 このマシン(crusader III)は先月もハードディスクを交換したのですが(関連記事)、これとは別に取り付けてあったRAID0ハードディスクが不調です。
 ハードディスクはMaxtor 6Y200P0が2台で、RAID0ストレージとして使っているので総容量は約400Gバイトです。これを3つの区画100G/100G/200Gに分けて使っていますが、3番目の区画をWindowsのマイコンピュータやエクスプローラでアクセスするとやたらと時間がかかります。
 ちなみにマザーボードはASUS P4P800 Deluxeで、RAIDコントローラはオンボードのVIA VT6410です。
 WindowsのイベントビューアにはDiskエラーが記録されているので明らかなハードディスクの不調なのですが、RAID用管理ツールVIA RAID Toolではステータスは正常だし、イベントログにもエラーは記録されていません。

 S.M.A.R.T.情報が取得できれば何かわかるのかもしれませんが、このRAIDコントローラではできないようです(自作のDevTestでは実は最初の1台だけはS.M.A.R.T.が取得できることがわかりましたが)
 DevTestのsurfscanコマンドで全領域のリード検査をしてみましたが、途中でI/Oエラーが発生します。
 この現象からすると3番目の区画の中に、読めない不良セクタが発生しているようです。

 とりあえずバックアップを行い1〜2番目の区画はエラーもなく完了しましたが、3番目の区画に格納してあった、ファイルが2つ程読めませんでした。
 読めなかったのはどうでもいい動画ファイルで(この区画のファイルの大半がそうなんですが)、他のファイルはすべて無事でした。

 バックアップのために3台のハードディスクを使いましたが、さらに交換するためのハードディスクに手持ちがありません。
 どうしても必要なストレージではないので交換用のハードディスクを買ってくるまでは、このままにしておくことにしました。ただし、問題の3番目の区画はマウントは外しています。

 しかし、今年はハードディスク・トラブルの当たり年か、トラブルはこれで4台目です(関連記事(1)関連記事(2)関連記事(3))。

 以前は毎月のように新しいハードディスクを購入して1年も使わないうちに交換していましたが、ここ1〜2年はそれほど購入していない…、ような気がしていましたが調べて見るとほとんど同じペースで購入してました。
 2000年以降は、2004年が17台と一番多かったのですが平均すると年間12台、やはり月1ペースで購入していました。最近はまとめて2〜4台とか買うことが多くなって、購入回数が減ったのであまり買っていないような気がしていてのかもしれません。

 それはともかくも、ここ1〜2年はハードディスクにたまったデータをDVD-R/DVD-RAMに追い出すプロセスが確立して、ペースも十分に追いついていることから、以前よりは長期間ハードディスクを使っています。

 今年は4台目のトラブルですが、自分ではハードディスクに・トラブルに関しては運は良いほうだと思っています。これまでのところ致命的なデータ消失は経験していません。

 普通のハードディスクは1日8時間使うようなペースで5年間、24時間稼動で2万時間(約27ヶ月)程度の寿命が想定されているようです。また、ハードディスクのデータシートには年間故障率とか年間不良返却率が1%以下みたいなことが書いてあります。最大限見積もると、どんな使い方していてもハードティスクが100台あったら年に1台くらい壊れることになります。
 うちには24時間稼動のハードディスクが約20台あるので2万時間の寿命があったとしても、計算上は42日ごとに交換することになります。この20台以外にもハードディスクはありますし、早めに交換することを考えたら月1台のペースで購入・交換しているのは必然です。
 昨年はシステムの新調やハードディスク交換が少なかったので、今年は交換時期がまとまってきいているのでしょう。
 多少、交換を先延ばしにしても、結局後でまとめて行うことになるだけのことです。


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2006.02.15 ノートPC Evo N800w HDDトラブル
 この時期は九州に帰っていることが多いのですが、当初の予定では1週間くらいいるつもりでした。
 九州でノートパソコンHP/Compaq Evo N800w(raptor)を使っていると、突然キーボードやパッドが無反応になり、起動不能になってしまいました。

 電源を入れると中まではWindowsも起動しますが、すぐにハングアップしてしまいます。起動時のBIOSメニューにあるハードディスク診断を実行しても、エラー扱いになるので、確実にハードディスクの異常です。

 これは大変と、翌日飛行機をとって東京に戻ってきました。家族からはぶーぶー文句言われましたが、そんなこと知ったことか。何もすることもない九州でPCなしで過ごせるわけがない。PC自体は九州にも何台も置いてあるし、いざとなったら新しいノートパソコンを買ってもいいのですが、中の環境やソフトウェアはそう簡単には構築できません。同様にハードディスクを交換して修理するのも簡単ですけどバックアップまで持参していなかったから環境は復旧できません。

 というわけで、とにかく東京に戻ってきました。
 東京に着いたのが夜中だったので、とりあえず壊れたハードディスクチェックしてみました。搭載ハードディスクは東芝 MK6022GAX (60GB/5400rpm/16MB cache)でしたが、Evo N800wは完全分解しなくても比較的簡単にハードディスクが取り出せる構造になっています。
 これをデスクトップPCに接続してチェックしましたが、読めない不良セクタがボロボロ発生しています。
 不幸中の幸いだったのは、不良セクタは低アドレスのOS/アプリケーションの格納領域に集中していました。データは後方にあるパーティションに格納していたので、九州で作業中だったデータは簡単にコピーしてすべて救い出せました。
 OS/アプリケーション用のパーティションについては、ディスクイメージでのバックアップがあるので、交換用のハードディスクさえあれば簡単に復旧できます。

 翌日、交換用のハードディスク 東芝 MK1032GAX(100GB/5400rpm/16MB cache)を買ってきて交換。バックアップからOS/アプリケーションを復旧して、データもすべて移行して完全復旧できました。
 これでトラブルは無事解決。

 今回は自分でハードディスク交換して修理しましたが、これが購入直後で販売店で交換してくれるのならそうしています。また、3年間のクーリエサービスやグローバルワランティがついているようなので、普通ならメーカー修理に出しているところです。
 ただし、うちのN800wは自分でDVDドライブを交換しているので(関連記事)、保証がなぁ。DVDドライブも交換可能なマルチベイになっているから、取り外して修理に出す方法もあったかもしれませんが。
 まぁ、60Gバイトから100Gバイトにハードディスクの容量アップもできたのでよしとします。

【参考資料】

HP(Compaq)

http://www.hp.com/jp/

東芝

http://www.toshiba.co.jp/

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2006.02.07 ローレベルフォーマットとゼロフィルについて
 先月末、ハードディスクでS.M.A.R.T.情報が怪しかったのでデスクトップPCのハードディスクを交換しましたが、同型のバックアップ先のハードディスクがクラッシュするというトラブルがありました(関連記事)。
 そのため、容量は待て余すけど、手元にあった200GB IDE ハードディスク Maxtor 6B200P0 にバックアップ・交換しました。

 結果として3台ハードディスクが減ってしまったので、新しくハードディスクを調達してきました。今回調達したのは
HGST Deskstar T7K250 HDT722525DLAT80 (P-ATA/7200rpm/8MB cache/250GB)
同じく HDT722520DLAT80 (P-ATA/7200rpm/8MB cache/200GB)
Seagate Barracuda 7200.9 ST3200827A (P-ATA/7200rpm/8MB cache/200GB)
の3台です。

 それで、メイン デスクトップPCのハードディスクは少しでも新しいほうがいいだろうと、Maxtor 6B200P0から今回調達したHDT722525DLAT80に交換しておきました。

 それはともかく、S.M.A.R.T.情報で不良セクタの交換が増えていたハードディスクですが、メーカー提供のフォーマットツールで不良セクタとS.M.A.R.T.情報がどう変化するのか調べてみました。ハードディスクの故障や不調は意図的に発生させて調べることは難しいので、ちょうどいい機会です。
 まず、フォーマット前のS.M.A.R.T.は以下のようになっていました。
 ちなみに、このS.M.A.R.T.情報は現在開発中のDevTestで取得・表示したものです。現時点(2006.02.07)では公開していませんが、そのうち次期バージョンとして公開する予定です。

    ID# S.M.A.R.T. Attribute          Val Wst Ths Flags               RAW Value
      1 Raw Read Error Rate           100 100  60 --1-OP                     0 
      2 Throughput Performance        100 100  50 ---1-P                     0 
      3 Spin Up Time                  110 110  24 ---1OP     263    278      4
      4 Start/Stop Count              100 100   0 -1--O-                   145
      5 Reallocated Sectors Count       1   1   5 11--OP                  1867
      7 Seek Error Rate               100 100  67 --1-OP                     0
      8 Seek Time Performance         100 100  20 ---1-P                     0
      9 Power-On Hours                 98  98   0 -1--O-                 15054
     10 Spin Retry Count              100 100  60 -1--OP                     0
     12 Device Power Cycle Count      100 100   0 11--O-                   145
    192 Power off Retract Count       100 100  50 11--O-                   755
    193 Load/Unload Cycle Count       100 100  50 -1--O-                   755
    194 Temperature                   152 152   0 ----O-      36     17     45
    196 Reallocation Event Count      100 100   0 11--O-                  2233
    197 Current Pending Sector Count  100 100   0 1---O-                    17
    198 Uncorrectable Sector Count    100 100   0 --1---                     0
    199 UltraDMA CRC Error Rate       200 200   0 --1-O-                     0

 バックアップやらいろいろとアクセスしたせいか前回調査した時とは値が変わっています。前回は現在値(Value)にはまったく異常はなかったのですが、ID#5 Reallocated Sectors Count は閾値 を下回っているので、明らかな不良状態です。
 それで、HGSTのサイトからダウンロードしたDrive Fitness Test V4.05 の Erase Disk を実行しました。
 すると、S.M.A.R.T.情報は次のように変化しました。

    ID# S.M.A.R.T. Attribute          Val Wst Ths Flags               RAW Value
      1 Raw Read Error Rate           100 100  60 --1-OP                     0 
      2 Throughput Performance        100 100  50 ---1-P                     0 
      3 Spin Up Time                  110 110  24 ---1OP     263    278      4
      4 Start/Stop Count              100 100   0 -1--O-                   146
      5 Reallocated Sectors Count     100 100   5 11--OP                     0
      7 Seek Error Rate               100 100  67 --1-OP                     0
      8 Seek Time Performance         100 100  20 ---1-P                     0
      9 Power-On Hours                 98  98   0 -1--O-                 15063
     10 Spin Retry Count              100 100  60 -1--OP                     0
     12 Device Power Cycle Count      100 100   0 11--O-                   146
    192 Power off Retract Count       100 100  50 11--O-                   756
    193 Load/Unload Cycle Count       100 100  50 -1--O-                   756
    194 Temperature                   157 157   0 ----O-      35     17     45
    196 Reallocation Event Count      100 100   0 11--O-                     0
    197 Current Pending Sector Count  100 100   0 1---O-                    11
    198 Uncorrectable Sector Count    100 100   0 --1---                     0
    199 UltraDMA CRC Error Rate       200 200   0 --1-O-                     0

 ポイントとなる情報は色分けしていますが、ID#5 Reallocated Sectors Count のRAW VALUEが1867から0、ID#196 Reallocation Event Count のRAW VALUEが2233から0になりました。ID#5 Reallocated Sectors Count の現在値(Value)も 1 と、閾値(Threshold)の5を下回って不良扱いだったのが、正常値の100に戻りました。最も悪い値を表すワースト値(Worst)も100と、リセットされたようです。
 ID#197 Current Pending Sector CountのRAW VALUEは17から11に変化しましたが、代替処理できずに不良セクタが11個残ったことになります。

 不良セクタは通常のアクセスでもリフレッシュやリアサインによって回復できますが、S.M.A.R.T.情報を見る限り今回の現象はそれとは違います。このあたりは以前にも書いたことがあるので、興味のある方は次の記事を見てください。
  2004.08.15 ハードディスクの不良セクタについて

 現在のハードディスクは、本来の意味での物理フォーマットやローレベル(low-level)フォーマットをユーザーが行うことはできません。物理フォーマット/ローレベルフォーマットという名前が残っていても、実際の処理は全領域に0を書き込むゼロフィルに近く、メーカによっては中間(intermediate)フォーマットとかミッドレベル(mid-level)フォーマットといったほうがより相応しいといっています。
 今回の結果を見るとDrive Fitness TestのErase Diskは通常のゼロフィルでは処理できない、不良セクタや代替領域のリセットを行っています。Erase Disk実行中に「Defect Map」とか表示が出たりするので、何かしら不良セクタに関する処理を行っており、ゼロフィルとまったく同じというわけではないようです。

 ただし、他のメーカーのツールもゼロフィルでは実現できない処理を行っているかどうかは確認していないのでわかりません。

 ちなみに、このハードディスク、S.M.A.R.T.情報を信じるなら回復しているので、動画ファイルを一時的に格納するのに使ってました。しかし、しばらくすると使っているうちに ID#5 Reallocated Sectors CountとID#196 Reallocation Event Countが異常を検出しました。また、Erase Diskを実行するとS.M.A.R.T.的には回復するかもしれませんが、とても安全に使用できる状態ではありません。

 中古のハードディスクを購入するのにS.M.A.R.T.情報を参考にしている方もいるかもしれませんが、S.M.A.R.T.が正常扱いでも安心できないということです。

 今回はS.M.A.R.T.情報を監視していたおかげで完全に故障して前に気がつきましたが、これはたまたまRAW VALUEの変化に気がついたからです。
 通常、S.M.A.R.T.の故障予測は現在値(Value)と閾値(Threshold)を使いますが、直前まで現在値(Value)は100のまま正常で変化がなかったので、この方法では異常を見逃していたと思います。
 今回、RAW VALUEの変化に気がついて念のために交換したのですが、その直後に完全な不良状態に陥りました。

 DevTestもS.M.A.R.T.に対応したことだし、今回のことは監視・故障予測にも生かせると思います。

【参考資料】

HGST(日立グローバルストレージテクノロジーズ)

http://www.hitachigst.com/

Seagate

http://www.seagate.com/

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2006.02.02 Pioneer DVR-110購入 DVD-RAMベンチマーク
テスト環境
  • マザーボード ASUS A8V-E Deluxe NW (BIOS 1006)
  • CPU AMD Athlon 64 3500+
  • RAM 1Gバイト
  • OS Windows XP Professional SP2
  • Pioneer DVR-110 firmware 1.37
  • オンボードIDE/ATAコントローラ VIA VT8237R
 先月(関連記事)、マウスとトラックボールを買ったときに、ついでにパイオニアのDVDマルチドライブ DVR-110(バルク)を買っていたのを忘れていました。
 DVD-RAMリード対応のDVD-ROMドライブがあればよかったのですが、今は何かってもそんな高くはないので、DVR-110にしておきました。
 それで、とりあえずDVD-RAMついてのベンチマークテストを行ってみました。

 まずは、DVD-RAM 2/3/5倍速各メディアの全領域をリード/ライトして転送速度を計ったグラフです。

DVR-110 DVD-RAM Read/Write Trasnfer rate


 シーケンシャル・リード/ライトにはスペックどおりの性能は出ています。
 DVD-RAMの書き込みはベリファイがあるのでリードの半分程度の速度ですが回転ロスがあるので、半分よりは少し遅くなります。
 今回、気がついたのDVR-110は新品DVD-RAMメディアで一度も書き込みしていない領域の読込は遅くなるようです。DVD-RAMは物理フォーマット済で出荷されているので、いきなり読込しても大丈夫なはずですが、初回テストが遅いので気がつきました。ただし、通常はデータを書いてもいない領域をリードすることはないので問題ないと思います。

 以後のテストは比較・参考のため日立LG GSA-4120B、GSA-4167B、松下 LF-M821JDでの結果も掲載します(LF-M721JDのDVD-RAM性能はLF-M821JDとほとんど同じみたいですので省略します)。ただし、これらのデータは以前にテスト結果をコピーしたものでDVR-110とはテスト環境が異なります。
GSA-4120B 5倍速DVD-RAMベンチマーク
LF-M721JD 5倍速DVD-RAMベンチマーク
2005.09.06 LF-M821JD & GSA-4167B DVD-RAMベンチマーク

 次の表は4.7G全領域の読込と書込にかかった時間です。括弧の中のパーセンテージはLF-M821JDを基準とした比率です。100%より大きければLF-M821JDよりも速く、100%より小さければLF-M821JDよりも遅いことになります。

Media/Drive READ WRITE
5x DVR-110 11分 07秒 4.96倍速 ( 99.6%) 28分 24秒 1.94倍速 ( 98.2%)
GSA-4120B 12分 06秒 4.56倍速 ( 91.5%) 26分 22秒 2.09倍速 (105.8%)
GSA-4167B 12分 04秒 4.57倍速 ( 91.7%) 26分 17秒 2.10倍速 (106.2%)
LF-M821JD 11分 04秒 4.98倍速 27分 54秒 1.98倍速
3x DVR-110 18分 31秒 2.98倍速 ( 99.5%) 44分 04秒 1.25倍速 ( 94.8%)
GSA-4120B 18分 45秒 2.94倍速 ( 98.2%) 38分 35秒 1.43倍速 (108.3%)
GSA-4167B 18分 09秒 3.04倍速 (101.5%) 38分 58秒 1.41倍速 (107.2%)
LF-M821JD 18分 25秒 2.99倍速 41分 47秒 1.32倍速
2x DVR-110 27分 47秒 1.98倍速 ( 99.5%) 63分 52秒 0.86倍速 ( 96.1%)
GSA-4120B 27分 08秒 2.03倍速 (101.8%) 60分 28秒 0.91倍速 (101.5%)
GSA-4167B 26分 47秒 2.06倍速 (103.2%) 59分 41秒 0.92倍速 (102.9%)
LF-M821JD 27分 38秒 1.99倍速 61分 24秒 0.90倍速

 以前テストしたときはLF-M821JDの書込速度が全体的に遅かったのですが(関連記事)、LF-M821JDははDVR-110と同じ環境で再テストしました。今回はまともな結果が出ています。ただし、掲載はしていませんが5倍速はメディアによっては遅くなるケースがありました。
 日立LGドライブGSA-4120B/4167Bは5倍速時はPCAVを採用しているのでシーケンシャルアクセスでは不利なはずですが、書込では一番速い結果が出ています。読込ではDVR-110/LF-M821JDが11分台に対して日立LGドライブは12分台ですから少し遅くなっていますが、書込では逆転しています。5倍速以外でも日立LGドライブは書込は一番速いので、内部の処理速度が速いのではないかと思います。
 DVD-RAMの書き込みはベリファイがあるため半分になりますが、これらはディスクの回転に合わせてアクセスする必要があるためきっちり半分にはなりません。データサイズによっては、一度の書き込みで数回転することもありますし、書込からベリファイに移るときに回転待が入ることもあります。
 日立LGドライブはこの処理がうまいのか、書込速度の低下が少ないようです。

 次のテスト結果からは5/3/2倍速の各メディアごとに集計、掲載します。

5x DVD-RAM DEVTEST BENCHMARK
TEST DVR-110 5x GSA-4120B 5x GSA-4167B 5x LF-M821JD 5x
Test Unit Ready command 2.9ms ( 20.7%) 1.8ms ( 33.3%) 1.6 ms ( 37.5%) 0.6 ms
No Motion Seek command 16.0ms ( 46.2%) 15.7ms ( 47.1%) 11.5 ms ( 64.3%) 7.4 ms
Average latency Timed 36.8ms ( 81.0%) 36.9ms ( 80.8%) 36.7 ms ( 81.2%) 29.8 ms
Sequential Seek 15.7ms ( 38.2%) 16.7ms ( 35.9%) 9.9 ms ( 60.6%) 6.0 ms
Random Seek 134.9ms (135.4%) 112.3ms (162.6%) 138.9 ms (131.5%) 182.6 ms
Sequential Read/Start 2048B 2136.0kB/s (193.3%) 974.6kB/s ( 88.2%) 879.4 kB/s ( 79.6%) 1105.1 kB/s
16384B 6825.0kB/s ( 99.7%) 4097.6kB/s ( 59.8%) 4108.0 kB/s ( 60.0%) 6848.4 kB/s
65536B 6783.0kB/s ( 99.3%) 4139.7kB/s ( 60.6%) 4143.9 kB/s ( 60.6%) 6832.8 kB/s
Sequential Read/ 50% 512B 1869.2kB/s (169.1%) 775.4kB/s ( 70.1%) 726.3 kB/s ( 65.7%) 1105.6 kB/s
16384B 6679.2kB/s ( 97.4%) 6837.6kB/s ( 99.7%) 6870.1 kB/s (100.1%) 6860.0 kB/s
65536B 6800.4kB/s ( 99.6%) 6826.7kB/s ( 99.9%) 6804.8 kB/s ( 99.6%) 6830.2 kB/s
Sequential Read/End 2048B 1784.6kB/s (158.4%) 786.2kB/s ( 69.8%) 737.4 kB/s ( 65.4%) 1126.7 kB/s
16384B 6842.5kB/s ( 99.4%) 5190.5kB/s ( 75.4%) 5941.7 kB/s ( 86.4%) 6880.4 kB/s
65536B 6831.0kB/s ( 99.6%) 6852.9kB/s ( 99.9%) 6883.5 kB/s (100.4%) 6858.6 kB/s
Sequential Read/Ave. 2048B 1929.9kB/s (173.5%) 845.4kB/s ( 76.0%) 781.0 kB/s ( 70.2%) 1112.4 kB/s
16384B 6782.2kB/s ( 98.8%) 5375.2kB/s ( 78.3%) 5640.0 kB/s ( 82.2%) 6862.9 kB/s
65536B 6804.8kB/s ( 99.5%) 5939.8kB/s ( 86.8%) 5944.1 kB/s ( 86.9%) 6840.5 kB/s
Random Read 2048B 10.9kB/s (178.7%) 14.2kB/s (232.8%) 12.2 kB/s (200.0%) 6.1 kB/s
16384B 86.4kB/s (168.1%) 112.6kB/s (219.1%) 94.4 kB/s (183.7%) 51.4 kB/s
65536B 331.8kB/s (166.8%) 426.2kB/s (214.3%) 357.9 kB/s (179.9%) 198.9 kB/s
Sequential Write/Start 2048B 907.9kB/s (119.8%) 777.2kB/s (102.6%) 835.3 kB/s (110.2%) 757.7 kB/s
16384B 2648.0kB/s (102.4%) 1942.6kB/s ( 75.1%) 1705.0 kB/s ( 66.0%) 2585.1 kB/s
65536B 2815.0kB/s (104.8%) 1943.3kB/s ( 72.3%) 1867.3 kB/s ( 69.5%) 2687.2 kB/s
Sequential Write/ 50% 2048B 1127.8kB/s (136.7%) 779.9kB/s ( 94.6%) 831.8 kB/s (100.8%) 824.8 kB/s
16384B 2526.8kB/s ( 89.2%) 3116.9kB/s (110.0%) 3017.7 kB/s (106.5%) 2833.6 kB/s
65536B 2717.9kB/s ( 92.4%) 3134.2kB/s (106.5%) 3055.4 kB/s (103.9%) 2942.0 kB/s
Sequential Write/End 2048B 1104.1kB/s (129.4%) 811.8kB/s ( 95.2%) 859.4 kB/s (100.8%) 853.0 kB/s
16384B 2327.0kB/s ( 83.0%) 3228.2kB/s (115.1%) 3175.1 kB/s (113.2%) 2804.4 kB/s
65536B 2642.0kB/s ( 90.5%) 3250.6kB/s (111.4%) 3201.1 kB/s (109.7%) 2918.7 kB/s
Sequential Write/Ave. 2048B 1046.6kB/s (128.9%) 789.6kB/s ( 97.3%) 842.1 kB/s (103.7%) 811.8 kB/s
16384B 2500.6kB/s ( 91.2%) 2762.5kB/s (100.8%) 2632.6 kB/s ( 96.0%) 2741.0 kB/s
65536B 2725.0kB/s ( 95.6%) 2776.1kB/s ( 97.4%) 2707.9 kB/s ( 95.0%) 2849.3 kB/s
Random Write 2048B 3.6kB/s ( 22.1%) 12.5kB/s ( 76.7%) 11.2 kB/s ( 68.7%) 16.3 kB/s
16384B 28.6kB/s ( 43.3%) 63.7kB/s ( 96.4%) 60.3 kB/s ( 91.2%) 66.1 kB/s
65536B 96.7kB/s ( 67.3%) 128.2kB/s ( 89.2%) 106.4 kB/s ( 74.0%) 143.7 kB/s
5x DVD-RAM Random Read/Write BENCHMARK
TEST DVR-110 5x GSA-4120B 5x GSA-4167B 5x LF-M821JD 5x
50:50 Read Speed 43.9kB/s (114.0%) 49.7kB/s (129.1%) 38.8 kB/s (100.8%) 38.5 kB/s
Write Speed 41.4kB/s (109.5%) 47.3kB/s (125.1%) 38.5 kB/s (101.9%) 37.8 kB/s
Read Count 1.0io/s (100.0%) 1.0io/s (100.0%) 1.0 io/s (100.0%) 1.0 io/s
Write Count 1.0io/s (100.0%) 1.0io/s (100.0%) 1.0 io/s (100.0%) 1.0 io/s
90:10 Read Speed 141.7kB/s (135.1%) 142.6kB/s (135.9%) 107.0 kB/s (102.0%) 104.9 kB/s
Write Speed 13.9kB/s (114.9%) 13.9kB/s (114.9%) 13.0 kB/s (107.4%) 12.1 kB/s
Read Count 4.0io/s (148.1%) 4.0io/s (148.1%) 3.0 io/s (111.1%) 2.7 io/s
Write Count 0.0io/s (-----%) 0.0io/s (-----%) 0.0 io/s (-----%) 0.0 io/s
10:90 Read Speed 7.8kB/s ( 72.9%) 9.0kB/s ( 84.1%) 8.2 kB/s ( 76.6%) 10.7 kB/s
Write Speed 56.1kB/s ( 71.6%) 76.7kB/s ( 97.8%) 66.4 kB/s ( 84.7%) 78.4 kB/s
Read Count 0.0io/s (-----%) 0.0io/s (-----%) 0.0 io/s (-----%) 0.0 io/s
Write Count 1.0io/s ( 50.0%) 2.0io/s (100.0%) 1.0 io/s ( 50.0%) 2.0 io/s
5x DVD-RAM シーケンシャル リード/ライト グラフ


5x DVD-RAM ランダム・リード/ライト・テスト グラフ


3x DVD-RAM DEVTEST BENCHMARK TEST DVR-110 3x GSA-4120B 3x GSA-4167B 3x LF-M821JD 3x Test Unit Ready command 2.9ms ( 20.7%) 1.8ms ( 33.3%) 1.6 ms ( 37.5%) 0.6 ms No Motion Seek command 16.1ms ( 38.5%) 15.7ms ( 39.5%) 8.4 ms ( 73.8%) 6.2 ms Average latency Timed 49.4ms ( 74.9%) 36.9ms (100.3%) 36.6 ms (101.1%) 37.0 ms Sequential Seek 15.6ms ( 43.6%) 15.9ms ( 42.8%) 8.5 ms ( 80.0%) 6.8 ms Random Seek 132.9ms ( 92.5%) 110.2ms (111.5%) 131.1 ms ( 93.7%) 122.9 ms Sequential Read/Start 2048B 1755.8kB/s (147.1%) 926.4kB/s ( 77.6%) 885.4 kB/s ( 74.2%) 1193.9 kB/s 16384B 4116.7kB/s ( 99.8%) 4137.5kB/s (100.3%) 4147.9 kB/s (100.5%) 4126.6 kB/s 65536B 4039.2kB/s ( 98.1%) 4137.5kB/s (100.5%) 4150.6 kB/s (100.8%) 4117.5 kB/s Sequential Read/ 50% 512B 1575.8kB/s (137.3%) 922.6kB/s ( 80.4%) 907.0 kB/s ( 79.0%) 1148.1 kB/s 16384B 4072.5kB/s ( 99.1%) 4110.7kB/s (100.1%) 4160.9 kB/s (101.3%) 4107.5 kB/s 65536B 4058.9kB/s ( 99.0%) 4089.4kB/s ( 99.7%) 4152.7 kB/s (101.3%) 4100.2 kB/s Sequential Read/End 2048B 1225.3kB/s (105.2%) 963.7kB/s ( 82.7%) 923.8 kB/s ( 79.3%) 1164.6 kB/s 16384B 4106.4kB/s ( 99.6%) 4111.3kB/s ( 99.7%) 4202.4 kB/s (101.9%) 4124.4 kB/s 65536B 4104.8kB/s ( 99.6%) 4113.5kB/s ( 99.8%) 4192.1 kB/s (101.8%) 4119.9 kB/s Sequential Read/Ave. 2048B 1519.0kB/s (130.0%) 937.6kB/s ( 80.2%) 905.4 kB/s ( 77.5%) 1168.9 kB/s 16384B 4098.5kB/s ( 99.5%) 4119.8kB/s (100.0%) 4170.4 kB/s (101.2%) 4119.5 kB/s 65536B 4067.6kB/s ( 98.9%) 4113.5kB/s (100.0%) 4165.1 kB/s (101.3%) 4112.6 kB/s Random Read 2048B 10.4kB/s ( 94.5%) 13.9kB/s (126.4%) 12.0 kB/s (109.1%) 11.0 kB/s 16384B 79.8kB/s ( 91.3%) 110.4kB/s (126.3%) 94.5 kB/s (108.1%) 87.4 kB/s 65536B 292.6kB/s ( 88.1%) 414.0kB/s (124.7%) 350.1 kB/s (105.4%) 332.1 kB/s Sequential Write/Start 2048B 1090.6kB/s (122.3%) 821.6kB/s ( 92.1%) 735.9 kB/s ( 82.5%) 891.6 kB/s 16384B 1609.7kB/s ( 85.9%) 1986.8kB/s (106.0%) 1624.2 kB/s ( 86.6%) 1874.6 kB/s 65536B 1832.1kB/s ( 98.2%) 1979.1kB/s (106.1%) 1884.0 kB/s (101.0%) 1865.3 kB/s Sequential Write/ 50% 2048B 1022.7kB/s (112.9%) 814.8kB/s ( 90.0%) 896.1 kB/s ( 98.9%) 905.7 kB/s 16384B 1136.8kB/s ( 61.6%) 2024.7kB/s (109.8%) 2008.7 kB/s (108.9%) 1844.8 kB/s 65536B 1292.4kB/s ( 67.3%) 2034.1kB/s (105.9%) 2014.6 kB/s (104.9%) 1920.2 kB/s Sequential Write/End 2048B 1099.3kB/s (121.7%) 830.8kB/s ( 92.0%) 954.0 kB/s (105.6%) 903.3 kB/s 16384B 1476.3kB/s ( 78.3%) 2001.0kB/s (106.1%) 1976.6 kB/s (104.8%) 1885.6 kB/s 65536B 1580.6kB/s ( 84.2%) 2000.6kB/s (106.6%) 1991.4 kB/s (106.1%) 1876.9 kB/s Sequential Write/Ave. 2048B 1070.9kB/s (119.0%) 822.4kB/s ( 91.4%) 862.0 kB/s ( 95.8%) 900.2 kB/s 16384B 1407.7kB/s ( 75.3%) 2004.2kB/s (107.3%) 1869.8 kB/s (100.1%) 1868.3 kB/s 65536B 1568.4kB/s ( 83.1%) 2004.6kB/s (106.2%) 1963.3 kB/s (104.0%) 1887.5 kB/s Random Write 2048B 4.7kB/s ( 25.0%) 11.0kB/s ( 58.5%) 10.1 kB/s ( 53.7%) 18.8 kB/s 16384B 37.4kB/s ( 69.9%) 47.4kB/s ( 88.6%) 32.7 kB/s ( 61.1%) 53.5 kB/s 65536B 125.2kB/s ( 85.0%) 81.5kB/s ( 55.3%) 77.5 kB/s ( 52.6%) 147.3 kB/s

3x DVD-RAM Random Read/Write BENCHMARK
TEST DVR-110 3x GSA-4120B 3x GSA-4167B 3x LF-M821JD 3x
50:50 Read Speed 55.0kB/s (100.0%) 43.6kB/s ( 79.3%) 31.6 kB/s ( 57.5%) 55.0 kB/s
Write Speed 50.0kB/s ( 96.9%) 41.5kB/s ( 80.4%) 34.1 kB/s ( 66.1%) 51.6 kB/s
Read Count 1.0io/s (100.0%) 1.0io/s (100.0%) 0.0 io/s (  0.0%) 1.0 io/s
Write Count 1.0io/s (100.0%) 1.0io/s (100.0%) 0.7 io/s ( 70.0%) 1.0 io/s
90:10 Read Speed 144.4kB/s ( 97.9%) 127.6kB/s ( 86.5%) 97.0 kB/s ( 65.8%) 147.5 kB/s
Write Speed 13.9kB/s ( 93.9%) 13.7kB/s ( 92.6%) 11.2 kB/s ( 75.7%) 14.8 kB/s
Read Count 4.0io/s (100.0%) 3.0io/s ( 75.0%) 2.0 io/s ( 50.0%) 4.0 io/s
Write Count 0.0io/s (-----%) 0.0io/s (-----%) 0.0 io/s (-----%) 0.0 io/s
10:90 Read Speed 8.1kB/s ( 58.7%) 8.2kB/s ( 59.4%) 8.0 kB/s ( 58.0%) 13.8 kB/s
Write Speed 69.6kB/s ( 80.5%) 64.5kB/s ( 74.6%) 52.7 kB/s ( 60.9%) 86.5 kB/s
Read Count 0.0io/s (-----%) 0.0io/s (-----%) 0.0 io/s (-----%) 0.0 io/s
Write Count 2.0io/s (100.0%) 1.0io/s ( 50.0%) 1.0 io/s ( 50.0%) 2.0 io/s
3x DVD-RAM シーケンシャル リード/ライト グラフ


3x DVD-RAM ランダム・リード/ライト・テスト グラフ


2x DVD-RAM DEVTEST BENCHMARK TEST DVR-110 2x GSA-4120B 2x GSA-4167B 2x LF-M821JD 2x Test Unit Ready command 2.9ms ( 24.1%) 1.7ms ( 41.2%) 1.6 ms ( 43.8%) 0.7 ms No Motion Seek command 16.7ms ( 65.3%) 15.6ms ( 69.9%) 7.6 ms (143.4%) 10.9 ms Average latency Timed 55.5ms ( 99.6%) 54.9ms (100.7%) 54.2 ms (102.0%) 55.3 ms Sequential Seek 15.6ms ( 50.6%) 15.8ms ( 50.0%) 9.2 ms ( 85.9%) 7.9 ms Random Seek 146.1ms ( 84.7%) 115.7ms (107.0%) 132.1 ms ( 93.7%) 123.8 ms Sequential Read/Start 2048B 2278.3kB/s (189.6%) 1011.0kB/s ( 84.1%) 979.0 kB/s ( 81.5%) 1201.9 kB/s 16384B 2746.5kB/s ( 99.9%) 2800.6kB/s (101.9%) 2807.1 kB/s (102.1%) 2749.6 kB/s 65536B 2747.4kB/s (100.1%) 2797.8kB/s (101.9%) 2802.7 kB/s (102.1%) 2745.3 kB/s Sequential Read/ 50% 512B 2455.3kB/s (203.5%) 993.4kB/s ( 82.3%) 998.2 kB/s ( 82.7%) 1206.6 kB/s 16384B 2736.7kB/s ( 99.6%) 2812.0kB/s (102.3%) 2833.9 kB/s (103.1%) 2748.4 kB/s 65536B 2731.5kB/s ( 99.4%) 2802.8kB/s (102.0%) 2831.8 kB/s (103.0%) 2748.9 kB/s Sequential Read/End 2048B 2237.6kB/s (183.3%) 1041.8kB/s ( 85.3%) 1004.5 kB/s ( 82.3%) 1220.8 kB/s 16384B 2731.8kB/s ( 99.6%) 2807.1kB/s (102.3%) 2856.3 kB/s (104.1%) 2742.7 kB/s 65536B 2731.5kB/s ( 99.4%) 2805.6kB/s (102.1%) 2851.5 kB/s (103.8%) 2747.9 kB/s Sequential Read/Ave. 2048B 2323.7kB/s (192.1%) 1015.4kB/s ( 83.9%) 993.9 kB/s ( 82.2%) 1209.7 kB/s 16384B 2738.3kB/s ( 99.7%) 2806.6kB/s (102.2%) 2832.4 kB/s (103.1%) 2746.9 kB/s 65536B 2736.8kB/s ( 99.6%) 2802.0kB/s (102.0%) 2828.7 kB/s (103.0%) 2747.4 kB/s Random Read 2048B 9.1kB/s ( 90.1%) 12.2kB/s (120.8%) 10.8 kB/s (106.9%) 10.1 kB/s 16384B 71.6kB/s ( 91.0%) 94.3kB/s (119.8%) 86.4 kB/s (109.8%) 78.7 kB/s 65536B 259.4kB/s ( 92.3%) 361.2kB/s (128.5%) 315.5 kB/s (112.3%) 281.0 kB/s Sequential Write/Start 2048B 990.3kB/s (102.7%) 851.4kB/s ( 88.3%) 991.2 kB/s (102.7%) 964.7 kB/s 16384B 1208.1kB/s ( 91.6%) 1308.0kB/s ( 99.2%) 1262.6 kB/s ( 95.7%) 1318.8 kB/s 65536B 1260.6kB/s ( 97.5%) 1320.9kB/s (102.2%) 1303.6 kB/s (100.9%) 1292.5 kB/s Sequential Write/ 50% 2048B 917.6kB/s ( 95.5%) 860.2kB/s ( 89.5%) 949.4 kB/s ( 98.8%) 961.2 kB/s 16384B 1223.9kB/s ( 91.4%) 1311.7kB/s ( 98.0%) 1305.1 kB/s ( 97.5%) 1338.6 kB/s 65536B 1186.0kB/s ( 95.0%) 1314.6kB/s (105.3%) 1322.3 kB/s (105.9%) 1248.1 kB/s Sequential Write/End 2048B 989.0kB/s (102.2%) 880.5kB/s ( 91.0%) 1004.9 kB/s (103.8%) 967.8 kB/s 16384B 983.5kB/s ( 76.6%) 1260.2kB/s ( 98.2%) 1280.6 kB/s ( 99.8%) 1283.2 kB/s 65536B 1141.3kB/s ( 90.9%) 1241.5kB/s ( 98.9%) 1287.0 kB/s (102.5%) 1255.1 kB/s Sequential Write/Ave. 2048B 965.6kB/s (100.1%) 864.0kB/s ( 89.6%) 981.9 kB/s (101.8%) 964.6 kB/s 16384B 1138.5kB/s ( 86.7%) 1293.3kB/s ( 98.5%) 1282.7 kB/s ( 97.7%) 1313.5 kB/s 65536B 1196.0kB/s ( 94.5%) 1292.3kB/s (102.1%) 1304.3 kB/s (103.1%) 1265.2 kB/s Random Write 2048B 5.0kB/s ( 27.6%) 10.8kB/s ( 59.7%) 8.7 kB/s ( 48.1%) 18.1 kB/s 16384B 38.0kB/s ( 74.5%) 48.1kB/s ( 94.3%) 33.8 kB/s ( 66.3%) 51.0 kB/s 65536B 125.0kB/s ( 84.0%) 88.9kB/s ( 59.7%) 72.5 kB/s ( 48.7%) 148.8 kB/s

2x DVD-RAM Random Read/Write BENCHMARK
TEST DVR-110 2x GSA-4120B 2x GSA-4167B 2x LF-M821JD 2x
50:50 Read Speed 49.8kB/s ( 97.8%) 39.1kB/s ( 76.8%) 28.9 kB/s ( 56.8%) 50.9 kB/s
Write Speed 45.8kB/s ( 96.6%) 38.6kB/s ( 81.4%) 30.3 kB/s ( 63.9%) 47.4 kB/s
Read Count 1.0io/s (100.0%) 1.0io/s (100.0%) 0.0 io/s (  0.0%) 1.0 io/s
Write Count 1.0io/s (100.0%) 1.0io/s (100.0%) 0.0 io/s (  0.0%) 1.0 io/s
90:10 Read Speed 114.6kB/s ( 84.6%) 108.4kB/s ( 80.1%) 84.5 kB/s ( 62.4%) 135.4 kB/s
Write Speed 13.4kB/s ( 96.4%) 12.5kB/s ( 89.9%) 9.4 kB/s ( 67.6%) 13.9 kB/s
Read Count 3.0io/s ( 75.0%) 3.0io/s ( 75.0%) 2.0 io/s ( 50.0%) 4.0 io/s
Write Count 0.0io/s (-----%) 0.0io/s (-----%) 0.0 io/s (-----%) 0.0 io/s
10:90 Read Speed 8.1kB/s ( 68.1%) 8.2kB/s ( 68.9%) 8.0 kB/s ( 67.2%) 11.9 kB/s
Write Speed 67.3kB/s ( 84.0%) 61.4kB/s ( 76.7%) 49.8 kB/s ( 62.2%) 80.1 kB/s
Read Count 0.0io/s (-----%) 0.0io/s (-----%) 0.0 io/s (-----%) 0.0 io/s
Write Count 1.7io/s ( 85.0%) 1.0io/s ( 50.0%) 1.0 io/s ( 50.0%) 2.0 io/s
2x DVD-RAM シーケンシャル リード/ライト グラフ


2x DVD-RAM ランダム・リード/ライト・テスト グラフ


 データ量が多いので見るのは大変かと思いますが、結果だけいうと2/3倍速ではLF-M821JD、5倍速ではGSA-4120Bが良好、DVR-110はトップはとれないのですが2/3/5倍速どのメディアでもそつなくこなしている印象です。

 シーケンシャルアクセスでは5倍速でPCAVを採用している日立LGドライブで多少の違いがあるだけで、あとは大きな違いはありません。動画のように大きなデータを扱うのはどのドライブを使っても変わらないと思いますが、ベリファイを伴う書き込みは日立LGドライブが少し速いようです。
 比較的小さなファイルを大量に扱う場合はランダムアクセス性能が影響しますが、この点で判断すると2/3倍速がLF-M821JD、5倍速ではGSA-4120Bが速いという結果が出ています。同じ日立LGドライブでもGSA-4120BとGSA-4167Bでは多少性能が異なるようです。

 DVR-110は2/3/5倍速すべてのメディアでそこそこ速度が出ていますが、他のドライブと比較すると読込は速く、書込は遅い傾向があります。したがって、総合的には読込中心なら2番手、書込中心なら3番手くらいかと思います。

 FAT32/UDFでファイルの読み書きを行うと、また違った結果が出るかもしれませんが、今回は時間がないのでここまでとします。

【参考資料】

パイオニア

http://www.pioneer.co.jp/

日立エルジーデータストレージ

http://www.hlds.co.jp/

Panasonic

http://panasonic.jp/

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